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CafeFikaRoomのブログ ( 横浜 鶴ヶ峰(相鉄線 鶴ヶ峰)のカフェブログです )

2011年12月31日の閉店から色々なことがありました。様々なご縁とタイミングが重なり、かなり急ですがFikaRoomとしてお店を再開することになりました。まだ決まっていない事だらけなので少しずつ、ブログにUPしていきますのでよろしくお願いします。

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3月8日のこと

少し前ですが3月にミモザケーキというものを作りました。
興味を示した人、無関心な人、様々でしたが“どんなケーキ?”と必ず聞かれました。
一言で言うとミモザの花をイメージして作られたケーキなのですがミモザの花自体が知らない人もいたので説明し難いですね。
そもそも形よりもどんな味かを知りたいのかなとも思います。




形はカットする前のホールの状態がミモザらしいです。ふわふわした感じが気に入ってます。
食感もふわふわしているのですが大抵の人は食べたことのある味と言います。
ベースはカスタードクリームですからそう感じるのでしょう。
でも誰も気が付かなかったのですがクリームにはサフランを入れていました。それも結構な量です。
通常サフランは菓子類には使わないのですが味にも花らしさを出す為に入れていました。なのでかなり独特な味わいであったと思います。
美味い!と言って一瞬で食べた人にはわからなかったかもしれませんが…
他にも定食のサラダがミモザサラダになっていたりとちょこちょこと変化を加えていたのですが気がついた人がいるかどうか?
しかし生菓子は日持ちしないのでかなり自己消費させて頂きました♪来年もやるかどうかは分かりませんがもし見つけたら食べてやって下さい!




ちなみに最近では3月8日のミモザの日は日本でも取り上げられるようになったと思っています。とは言っても本来の意味とは変わって国際女性デーという言葉で広がっています。
もともとヨーロッパではミモザの花は春の訪れを知らせる花として親しまれています。
毎年ミモザの花が咲く2月の末になるとフランスではミモザ祭りが行われ、ミモザで飾られた山車が出たりミモザの似合う女性が選ばれたり、ミモザの道ができたり、町中でミモザの花が売られたりと町が黄色く染まる。沢山のミモザの花を抱えた男性が彼方此方に歩いている、そんな光景をTVで観ました。
一方イタリアでは3月8日に親しい女性にミモザの花を送る習慣があって、恋人はもちろん、母親や祖母、友人、会社の同僚など日頃お世話になってる女性へ年齢問わず感謝のしるしとして贈るそうです。
今ではヨーロッパの広範囲でそういった習慣が広がっていると聞いたこともあるので、かなり一般的なのかも知れません。以前友人から3月8日に来店したお客様へ花をプレゼントしたら?と提案されましたがめんどくさいので却下しましたw


ミモザの花というのは私たち料理人には身近な存在で様々な料理にも取り入れられています。
流石にミモザの花を食べることはありませんが黄色い花をイメージしたものが幾つかあります。
ミモザケーキに先程書いたミモザサラダ、ミモザカクテル等。
黄色は春を象徴する色なので春の訪れを知らせるとともに。食に取り入れて楽しむ習慣が出来上がったのかも知れません。
日本だと桜の花のような感じですかね。


ちなみにこの3月8日は女性に花を贈ることから女性の日と呼ばれていることと、アメリカで女性労働者のデモが行われたりしたことから国連が国際女性デーと言うようになったそうです。
最近ではジェンダーギャップが取り上げられているため国際女性デーという言葉が先行してますが、ミモザの日という日であることも忘れたくないかなと思います。


ただ感謝を込めてシンプルに花を贈るような習慣が政治的な意味も相まって、わざとらしく見えてしまうのは嫌なものです。





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