素敵なものをいただきました。
今日はFikaRoomがオープンしてから一年がたちました。
色々なことがあったこの一年良い勉強になりました、この経験を今後大切にして飛躍していきたいです。
応援して下さっている皆様、この場を借りてお礼を申し上げます。
ありがとうございます。
さて、それとは別に今日、お客様に素敵なものを頂きました。
趣味で書いているそうなのですがこれがなかなかGOODで、なにより嬉しい!
ちょっと読んでみてください。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
【調べてくれたの・】 高藤朔夜・著
その日は職場で不注意からのミスが重なって…正直げんなりしていた。
多分つまらなそうな顔をしていたと思う。
私はいつものカフェのいつもの席で、スツールをクルクル動かしながら、壁に飾られた写真を見るともなく眺めていた。
そこは小さくて雰囲気のいいカフェで、何よりもそこを切り盛りしている二人が、温かい人柄でイケメンなのがお気に入りだった。
私は大概、そこへ行けば嫌なことは忘れてしまうのだけれど。
『何を読んでるの・』
肩越しに、静かな声がした。
振り返ると
メガネをかけた男性が私に本を差し出してきた。
『あ…
ありがとうございます。落ちてましたか・』
彼はうっすらと笑いながら、私の答えを待っているようだった。
『んっと…
「原田マハ」って知ってますか・』
『知らないなぁ…』
彼はさらっと答える。
『犬は好きですか・
ゴールデンレトリバーが出てくる話なんですけど…』
言ってしまってから、興味無いだろうなぁ…と猛烈に反省したけれど。
その時、彼の携帯電話が鳴った。
彼は私に目礼をすると、外へ出て行った。
暫くして
彼は店内へ戻ってきたけれど、ばたばたと会計をすませると帰って行ってしまった。
何となくタイミングを逃した私は、彼と目が合ったのに…反らしてしまった。
きっと縁がなかったのだろう。惜しい事に結構タイプだったのだけれど。
*:..。o○☆`+・:,。*
深夜のベッドで、私は本を開いた。それが毎晩の習慣だったから。
何ページか読み進むと、手帳の切れ端のような紙片が挟まっていた。
ん…・
何だろう、これ…・
そこには几帳面な文字で・アドレスらしきものが書かれていた。
…あの彼だろうか…
それにしても
…あの瞳…
私には覚えがあった。確かに何処かであの瞳を撮った筈だ。
心のライブラリーに、あの瞳は収まっている確信がある。
FikaRoomで、振り返った彼を捉えたあの瞬間
…音がした。
頭の片隅で。
カメラの半押し機能のように、心が目に連動する気配がした。
それは決定させる前に…消えてしまったけれど。
私は一瞬迷って・を出した。
『こんばんは。
あなたはどなた・』
すると、ほどなく返信があった。
『本のタイトルは「一分間だけ」ですよね・』
そんな風にして、私と柊は始まった。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
舞台はFikaroomでのお話、、、続きもあるのでお楽しみに。
横浜 鶴ヶ峰のカフェ CafeFikaRoom
http://www.cafe-fika-r.com/
FikaRoomのツイッター
http://twitter.com/Cafe_Fika_Room
色々なことがあったこの一年良い勉強になりました、この経験を今後大切にして飛躍していきたいです。
応援して下さっている皆様、この場を借りてお礼を申し上げます。
ありがとうございます。
さて、それとは別に今日、お客様に素敵なものを頂きました。
趣味で書いているそうなのですがこれがなかなかGOODで、なにより嬉しい!
ちょっと読んでみてください。
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【調べてくれたの・】 高藤朔夜・著
その日は職場で不注意からのミスが重なって…正直げんなりしていた。
多分つまらなそうな顔をしていたと思う。
私はいつものカフェのいつもの席で、スツールをクルクル動かしながら、壁に飾られた写真を見るともなく眺めていた。
そこは小さくて雰囲気のいいカフェで、何よりもそこを切り盛りしている二人が、温かい人柄でイケメンなのがお気に入りだった。
私は大概、そこへ行けば嫌なことは忘れてしまうのだけれど。
『何を読んでるの・』
肩越しに、静かな声がした。
振り返ると
メガネをかけた男性が私に本を差し出してきた。
『あ…
ありがとうございます。落ちてましたか・』
彼はうっすらと笑いながら、私の答えを待っているようだった。
『んっと…
「原田マハ」って知ってますか・』
『知らないなぁ…』
彼はさらっと答える。
『犬は好きですか・
ゴールデンレトリバーが出てくる話なんですけど…』
言ってしまってから、興味無いだろうなぁ…と猛烈に反省したけれど。
その時、彼の携帯電話が鳴った。
彼は私に目礼をすると、外へ出て行った。
暫くして
彼は店内へ戻ってきたけれど、ばたばたと会計をすませると帰って行ってしまった。
何となくタイミングを逃した私は、彼と目が合ったのに…反らしてしまった。
きっと縁がなかったのだろう。惜しい事に結構タイプだったのだけれど。
*:..。o○☆`+・:,。*
深夜のベッドで、私は本を開いた。それが毎晩の習慣だったから。
何ページか読み進むと、手帳の切れ端のような紙片が挟まっていた。
ん…・
何だろう、これ…・
そこには几帳面な文字で・アドレスらしきものが書かれていた。
…あの彼だろうか…
それにしても
…あの瞳…
私には覚えがあった。確かに何処かであの瞳を撮った筈だ。
心のライブラリーに、あの瞳は収まっている確信がある。
FikaRoomで、振り返った彼を捉えたあの瞬間
…音がした。
頭の片隅で。
カメラの半押し機能のように、心が目に連動する気配がした。
それは決定させる前に…消えてしまったけれど。
私は一瞬迷って・を出した。
『こんばんは。
あなたはどなた・』
すると、ほどなく返信があった。
『本のタイトルは「一分間だけ」ですよね・』
そんな風にして、私と柊は始まった。
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舞台はFikaroomでのお話、、、続きもあるのでお楽しみに。
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| 横浜・相鉄沿線 鶴ヶ峰 地元情報 | 23:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑