また続き
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俺は…住所を書いたメモと、そのこじんまりとした家を見比べた。
表札は『仙崎椿』となっている。
庭の方で犬の鳴き声がした。
俺はチャイムを押した。指先が震えてるのは緊張のせいさ。
『はい』
インターホンから声がした。
『…栗原です』
ちょっと間があって、ドアが開いた。
そこには驚きを隠せないでいる『仙崎椿』その人が立っていた。
『お邪魔します』
俺は勢いをつけて一気にそう言うと、靴をぬいで家の中へずかずかと入っていった。
俺は…目に飛び込んできたソファにさっさと座った。
そして…
勝手に話しはじめた…
『仙崎さん…
母があなたに逢いたがっています。
逢ってやってくれませんか…・』
『…いいのか…・』
『本人の希望だから…』
『…白百合総合病院です』
『日曜日に…
必ず行くから…』
『柊…ありがとう…』
『…礼なら母に言ってくださいよ。
直接ね…』
そのあと俺は
どうやって駅に辿り着いたのか、覚えていないんだ。
百面相と父親…が住む『虹ヶ丘』か…
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『え…・
本当なの…柊・』
『あぁ、昨日逢ってきたんだ。
日曜に来るってさ』
『…柊…
ありがとう…』
ありがとうか。
昨日からありがとうが一杯だ。
神様、あとは俺のありがとうが欲しいだろ・
絶対もう一度、百面相の彼女に逢わせて下さい。
絶対に絶対
お願いします。
柊
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だんだんカフェから離れていく・・・
でも話は続いていく。。。。
どこまでつづくのか???
横浜 鶴ヶ峰のカフェ CafeFikaRoom
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